rTMS<反復性経頭蓋磁気刺激療法>

脳卒中慢性期の上肢麻痺に対する最新の治療

脳卒中の後遺症は、発症後およそ半年を超えてしまうと、リハビリテーションを行っても大きな麻痺の回復はもうそれ以上は望めないと考えられています。そのため歩くことはできても、麻痺側の手は使えないという患者さまが大勢いらっしゃいます。しかし近年、脳卒中発症後数年が経過していても手の麻痺の改善が見込める治療法rTMS(反復性経頭蓋磁気刺激療法)が、世界的に注目されています。


rTMSとは

磁気を発生させる8の字コイルのついた機械を使用し、頭の外側から大脳を連続的に刺激することにより、下の図のように、障害された脳を活性化するrTMS治療(反復性経頭蓋磁気刺激)と集中的なリハビリテーションを併用することで機能回復を図ります。

rTMSが有効な後遺症

適応する後遺症

rTMSは、すべての後遺症に対し効果がみられるわけではありません。効果が期待できるのは、脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血など)が原因の上肢麻痺(片麻痺)のみです。

下記の項目を満たしている方を治療の対象としております。

  1. 脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)を原因として上肢麻痺(※)を呈している。
  2. 年齢が16歳以上である。
  3. 認知機能に問題がない(認知症ではない、目安としては日常生活に支障がない)。
  4. うつ病ではない。
  5. 透析をしていない。
  6. 頭蓋内に金属(クリップなど)が入っていない。
  7. 心臓ペースメーカーが入っていない。
  8. 少なくとも一年間は痙攣の既往がない(脳波検査で異常がない)。
  9. 全身状態が良好である(発熱、栄養障害、重度心疾患、体力低下などがない)。
  10. 日常生活が自立している(自ら移動できるなど生活上では介助がいらない)。

※手首を曲げないで指のグーパーができること。少なくとも親指・人指し指・中指の3指が曲げたり伸ばしたりできる(全く力が入らない、手を握ったら離せない場合は適応外となります)。

入院治療スケジュール

15日間の入院となります。

■スケジュールには変更があることをご了承ください。

※14日目のPMは上肢機能評価のみ実施となります。

個別リハビリ、自主トレーニングの内容に関しましては、その方の回復段階や目標に応じて、 担当療法士が随時、対応させて頂きます。

rTMSを希望される方へ

当院にて、診察を受けていただく必要がございます。診察は予約制になっておりますので、 診察を希望される方は下記までお電話ください。また、診察結果により治療が適応外となる場合が あることをご了承ください。当日は健康保険証とかかりつけ医の紹介状が必要となります。
※1.電話予約の際に適応基準項目について、当院受付スタッフより説明させていただきます。
※2.紹介状はrTMS希望時、他院かかりつけの場合のみ。

rTMS外来の予約~治療までの流れ

お問い合わせ

お問い合せ・予約専用ダイヤル

TEL 078-277-1611
受付日時 平日 13:00~17:00(祝日除く)

よくあるご質問

rTMSはいくら位かかりますか?

 ≫加入されている保険により異なりますので、詳しくはお問い合わせください。

rTMSは、上肢(手)の麻痺のみが対象ですか?

 ≫はい。当院では、上肢麻痺のみを対象に実施しています。